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鼓動で地域を活発に!~角川太鼓~

戸沢村の角川地区にある旧角川小中学校を利用し、毎週2回練習に励んでいるのは、「角川太鼓」のメンバーです。
平成9年度に角川地区を盛り上げる目的から結成されました。現在、約30名の会員がおり、下は小学2年生~上は30代と、幅広い年代のモガニティです。

角川太鼓は村内外のイベントからのオファーも多く、今や各地域を駆け回っています。その他にも大学生のフィールドワークや外国人の太鼓体験の受け入れ、観光名所でのゲリラライブなど、年間通して活躍しています。

また、技術の向上や、他地域のもがにてぃとの交流を狙いとした「稽古場公演」を毎年開催し、角川太鼓メンバーたちが自ら企画・運営を手掛けています。

さて、みなさんは角川地区をご存じですか?この地区は県内でも有名なのどかな農村地帯です。この恵まれた自然を生かしながら、農家民宿や農業・林業の体験などを地区全体で積極的に受け入れています。

そんな体験の中のひとつが大学生のフィールド―ワークです。「郷土文化に触れながら地域に貢献する」ことを目的としています。そして学生は県内外のさまざまな団体によるプレゼンテーションの中から自分の興味のあるものを選びます。

もちろん、このために角川太鼓のメンバーも立派なプレゼンテーションで学生を呼び込みました。

 

そして希望する学生がたくさん集まった角川太鼓のフィールドワークは冬の訪れとともに12月上旬に行われました。

~フィールドワーク当日~

はじめはあいさつから。

全員が自己紹介をしたあと、1日のタイムスケジュールを確認します。学生もメンバーもお互い、どこか緊張した面持ちです。

そのあと、基本練習の打ち込みに入ります。

初めて和太鼓に触れるという学生が多く、おそるおそるバチを握りメンバーの見よう見まねで太鼓を叩いていました。

メンバーと学生が交互に並び、教え合えるような形をとっています。

初めは寒さと緊張から体が固まっていましたが、太鼓を叩くにつれてだんだんほぐれてきたようです。

と、同時に太鼓の音が力強くなり、学生の顔にも笑顔がでてきました。

途中で休憩をはさみ、お互いの出身地トークで楽しそうに盛り上がったあとは、4つのパートに分かれ課題曲の練習に入ります。

各パートに、角川太鼓メンバーの子どもたちを配置し、「子ども先生」のもと打ち込んでいきます。子ども先生とはいえ、バチさばきは大人顔負け。お手本として叩く姿を学生たちは尊敬と憧れのまなざしでじっと見つめていました。

このころになると練習会場は熱気に包まれ、窓ガラスが一面、白く曇ります。

 

お腹も減り始めた12時。お昼休憩です。

角川太鼓のお母さん方が午前中の間に準備してくれたおいしいごはんをかこみます。

(ごちそうの詳細は次回、1番最後のゴホウビメシコーナーで紹介しますのでお楽しみに!)

おいしいごはんでしっかりエネルギーチャージをしたあと、午後の練習が始まります。

の前に、ここでいったん角川太鼓のミニライブです!

迫力ある太鼓の音に、学生たちは圧倒され、

「すごすぎて鳥肌がでました。」

「力強さがかっこよくて、自分もみなさんのようにたたけるようになりたいと思いました。」

という感想が聞こえてきました。

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